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石川竜一『zk』(赤々舎、2022年)

325mm × 262mm. 208 pages. Hardcover.

価格:6,600円(税込)

*ゆうパック(910円)で全国配送可能です。

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「絶景のポリフォニー」から「zk」へ。人間のいまの流れと自然の在り方。

常に新たな表現の可能性に分け入る石川竜一の最新作「zk」は、石川が2014年に発表した「絶景のポリフォニー」を継ぐシリーズ。時間や場所を超えて徘徊し思考された、世界の流動する力と関係性を写し出します。

自己のコントロールを超える自然やノイズの現れ。受け入れ難いものに向き合い思い知らされるところから、写真を通して、その構造や自身の輪郭を見出そうとします。

ストリートに、国家に、宗教に、性に、歴史に、いまあるところに、いのちに、バグを内包しながら接続する「zk」。メディアとしての写真を考え、デジタルの、人間の、いまの流れと自然の在り方を捉えるものです。

「zkとは絶景、即ち不定形な景色によって視覚を通して全身体に影響する感情の高鳴りを表す記号だ。それは、景色と感情、外と内の関係を意味する。目に映った瞬間から訪れるその感情、カメラのシャッターを切った身体の反応、それを解釈する思考は、今このときまでのすべてを内包した自分自身だ。記号は文化だ。文化とは集団だ。集団とは運動だ。運動とは存在だ。存在とは意志だ。意志とはすべての外側だ」(写真集『zk』あとがきより抜粋)

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石川 竜一 

1984年沖縄県生まれ。2010年、写真家 勇崎哲史に師事。2011年、東松照明デジタル写真ワークショップに参加。2012年「okinawan portraits」で第35回写真新世紀佳作受賞。2015年、第40回木村伊兵衛写真賞、日本写真協会賞新人賞受賞。
主な個展に2014年「RYUICHI ISHIKAWA」gallery ラファイエット(沖縄)、「zkop」アツコバルー(東京)、「okinawan portraits」Place M(東京)、2015年「okinawan portraits」The Third Gallery Aya(大阪)、「A Grand Polyphony」Galerie Nord(パリ)、2016年、「okinawan portraits 2012-2016」Art Gallery Artium(福岡)、「考えたときには、もう目の前にはない」横浜市民ギャラリーあざみ野、2017年「OUTREMER/群青」アツコバルー(東京)2018年「zkop: a blessing in disguise」Yamamoto Keiko Rochaix(ロンドン)、2019年「home work」The Third Gallery Aya(大阪)、2021年「いのちのうちがわ」SAI(東京)、2022年「RECORDry」BD Gallry(名古屋)など。
主なグループ展に2016年「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」森美術館(東京)、「Body/Play/Politics」横浜美術館(神奈川)、2017年「日産アートアワード2017:ファイナリスト5名による新作展」BankART Studio NYK(神奈川)、2019年 「Oh!マツリ★ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」兵庫県立美術館(兵庫)「作家と現在 ARTISTS TODAY」沖縄県立博物館・美術館(沖縄)、「Reborn-Art Festival」石巻(宮城)、2022年「国際芸術祭 あいち2022」常滑(愛知)など。 主な写真集に『okinawan portraits 2010-2012』『絶景のポリフォニー』『adrenamix』、『okinawan portraits 2012-2016』、『いのちのうちがわ』(いずれも赤々舎)、『CAMP』(SLANT)。